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肉体の悪魔 (1947年の映画) : ウィキペディア日本語版 | 肉体の悪魔 (1947年の映画)[にくたいのあくま]
『肉体の悪魔』(にくたいのあくま、''Le Diable au corps'' )は、1947年のフランス映画。フランスの作家レイモン・ラディゲの処女作である同名小説の最初の映画化作品。ジェラール・フィリップ主演で、ジェラールの人気はこの映画が決定打になっていった。 == ストーリー == 1917年、フランソワはリセに開設された臨時病院の見習看護婦マルトと知り合う。彼女は出征兵ラコンブ軍曹と婚約の間柄であったが、フランソワの情熱に惹かれて動揺。しかし、フランソワの自制とマルトの母の牽制で中断され、フランソワが田舎へ逃避している間にマルトはラコンブと結婚する。半年後、学校で再会。密かにマルトのアパートを訪れ、肉体の悪魔にひきずられるが、大戦の終結とともに断ち切られなければならぬという想いは同じであった。マルトが妊娠し、隠せなくなった時、マルトは夫にすべてを任せる気になった。フランソワには、それに抗う実力も勇気もなかった。別れの宴を思い出のレストランで過し、初めて逢い引きしたカフェに出かけ、終戦を祝う国歌を聞く。マルトは力つきて倒れ、間を引き裂かれる。凱旋した夫に手をとられつつ、マルトはフランソワの名を呼びつつ、愛の結晶を残して死んで行く。
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